腸内フローラ

★腸内フローラについて

 

赤ちゃん

成人のヒトの腸内には、百種類以上で百兆個以上の細菌が存在し、それは全部集めると1.5kgもあるといわれています。腸内の細菌が、それぞれ各細菌で集まったものを腸内のお花畑、腸内フローラといいます。腸内細菌叢とも呼ばれます。この腸内フローラは、個人差がかなりあります。

 

また、腸内フローラがきちんと形成されている状態の時は、腸内環境が安定していて、身体の調子が良い時であるといわれています。
次に、ヒトの腸内フローラはどうやって形成されるかについてですが、赤ちゃんは、母体の子宮内で無菌状態です。もちろん、腸内も無菌状態です。

 

ただし、出産時に母親の産道を通り、助産師等の手に渡り、母親が抱いたりすることで母親の皮膚に接触する。この出産中および出産後の経路により、赤ちゃんに細菌が付きます。そして、それが赤ちゃんの口から入ることで、腸内フローラが形成されるのです。

 

だから1番細菌を与える量が多い母親の腸内フローラと赤ちゃんの腸内フローラは、酷似している場合が極めて多いです。その後は、母乳や家庭環境など様々な状況を加味して、赤ちゃんの腸内フローラは変化していき、腸内フローラは3歳までにほぼ決まり、その後は基本的にはあまり変化しないといわれています。逆に言えば、母親は、赤ちゃんに似たような腸内フローラを形成させる場合が多いです。

 

先ほどの、ヒトの腸内フローラは3歳までにほぼ決まるということは事実ではあるのですが、ただ多少ならば食生活などによって、腸内フローラを変化させることはできるのです。

 

従って、母親になる予定のある女性は、赤ちゃんのためにも、より好ましい腸内フローラをご自身の腸内で形成してあげるべきでしょうね。

 

腸内フローラを整えて健康に

腸内フローラの環境が悪くなると、便秘、肥満、肌荒れの症状が出てきます。
さらに、悪化すると、癌、糖尿病などの生活習慣病にまで発展してしまいます。
腸内フローラの環境を整えるよう常に意識しましょう。すぐにできる対策としては、食生活です。善玉菌を増やす食べ物を摂取しましょう。

 

ポイントは、乳酸菌と食物繊維です。
乳酸菌は言わずとしれず、ヨーグルトに含まれる細菌です。
食物繊維は、ごぼう、玉ねぎなどの野菜、納豆などの豆類から摂取可能です。



腸内フローラを用いた医学の可能性

最新医療

まだ完全に治療法として確立はされていませんが、ある人の腸内フローラを、別の人の腸内フローラと入れ替える治療が開発されています。簡単に説明すると、ある人の大便をろ過し、それを6時間以内に別の腸内に入れ込み、腸内フローラを入れ替えてしまおうといった方法なのです。

 

実際に、治療法が今まではないとされ、難病指定されている潰瘍性大腸性の治療に用いられましたが、短期間で治ったという例もあります。世の中には色んな病気で苦しんでいる人がいますし、この病気以外にも様々な疾患に対応できるかもしれません。まだ完全に解明されていない腸内フローラの研究が、もっと発展するといいですね。